通報者:
「地盤が揺れるような感じの音」
6日(土)午後6時半ごろ、佐世保市皆瀬町の踏切で、親子3人が乗った乗用車と、皆瀬駅から中里駅に向かっていたMR松浦鉄道の1両編成の列車が衝突しました。
通報者:
「ここは事故が昔から多い所なんですけど、松浦鉄道も事故が多いので必ず汽笛を鳴らされるんですよね。きょうに限って長い汽笛だったんですよね。その後、衝撃波が出たので『またか』と思って」
この事故で、車を運転していた黒髪町の51歳の女性会社員と、後部座席に座っていた10代の高校生の娘、10歳未満の小学生の息子の3人が救急搬送されました。娘が左鎖骨を折る重傷ですが、全員命に別状はありません。
母親は「会話に夢中になり、前をよく見ていなかった」と話しているということです。
MRによりますと、当時、遮断機は下りた状態で、運転士は、「踏切内に車が止まっていて、ブレーキをかけたが間に合わず衝突した」と説明しています。列車に乗っていた乗員・乗客35人にけがはありませんでした。
相浦署が事故の原因を調べています。