長崎海上保安部は2日、船舶安全法が定める中間検査の有効期限を超えた状態で船を運航したとして長崎市で軍艦島クルーズを運航する「やまさ海運」の社長と船長ら3人を書類送検しました。
小柳亮雄記者:
「長崎の観光名所、軍艦島へと向かう汽船マルベージャ3、車の車検に当たる中間検査を受けていなかったとして管理する会社の役員らが書類送検されました」
やまさ海運は、今年5月8日(木)から13日(火)までの5日間、マルベージャ3の中間検査の期限が切れた状態で、合わせて9便の軍艦島クルーズを運航していました。乗客は9便合わせて1844人にのぼります。
やまさ海運は「船舶検査の期限の管理に不備があった」として、従来1人で行っていた安全統括管理を組織的な体制に変更するなどの再発防止策を発表しました。
船は8月4日に検査を終え、運航を再開しています。