石破総理の後任を決める総理指名選挙が21日に行われます。国民民主党の玉木雄一郎代表(56)は18日、長崎入りし、自民党への協力について「『政策本位』で判断していきたい」と語りました。
全国キャラバンの一環で浜町のアーケードを練り歩いた玉木代表は、市民の声に耳を傾け、街頭演説でこう述べました。
国民民主党・玉木雄一郎代表(56):
「玉木総理大臣はちょっと消えてしまいましたけれど、もうちょっと待って下さいね」
21日の総理指名選挙を巡り、立憲民主党は野党統一候補として玉木氏の名前を挙げ、「玉木総理大臣」の可能性が浮上しましたが、安全保障やエネルギー政策で折り合わなかったとしています。
国民民主党・玉木雄一郎代表(56):
「与党に向き合う時も、野党に向き合う時も大切なことは政策です。政策で一致することはしっかり協力していきましょう。政策で一致しなければ、与党だろうが野党だろうが何党だろうがそれは一緒にできません。明確な基準を私たちは持っています」
一方、日本維新の会は、大臣を出さない「閣外協力」の形で自民党との連立に合意する方針です。玉木代表は21日の総理指名選挙で高市総裁の名前を書く可能性について…。
国民民主党・玉木雄一郎代表(56):
「経済政策、高市総裁が総裁選の時に訴えた政策というのは、かなり我々の政策と重なるところがありますから、協力できるところはかなりあるのかなと。国民のための政策を進めるにおいては、高市総裁にも協力をしていきたいと思っていますので、いずれにしても『政策本位』で判断していきたいと思います」
また玉木代表は、去年12月に自民・公明と3党合意したガソリン暫定税率の廃止と所得税の控除拡大、いわゆる年収の壁の引き上げが実施されれば、自民党との協力関係を強化できると話しました。