東彼・波佐見町の鹿山神社で150年以上続く奉納相撲が行われました。
波佐見町の鹿山神社は、出雲の国の神話に登場する相撲の神、「建御雷神(たけみかづちのかみ)」を祀る神社です。
奉納相撲は1870年(明治3年)に始まり、秋の大祭として、毎年秋分の日に行われていて、今年で156回目です。境内には、力士や家族など約300人が集まりました。
神事のあと、小・中学生による「子ども相撲」が始まりました。会場からは大きな声援が飛びます。土俵いっぱいに元気な大相撲を繰り広げました。
メインイベントは、化粧まわしを着けた生後4カ月から5歳までの令和生まれの「赤ちゃん力士」。お父さんやおじいちゃんに抱かれて元気に土俵入りを披露しました。
子どもの健やかな成長を願うもので、今年は、町内外から16人の赤ちゃん力士が参加しました。泣き出す子もいて、会場は元気な泣き声と声援に包まれました。
参加した親子:
「初めて土俵入りしましたけど、泣いてくれて良かったです」
参加した親子:
「良かったです!すくすくとこれから元気に育ってほしいです」
このほか、大人の「三役力士」による土俵入りなどが奉納され、人々の無病息災を祈願しました。