対馬市で環境とツシマヤマネコに配慮した「佐護ツシマヤマネコ米」の収穫が始まっています。
上県町佐護の春日亀浩毅さんの田んぼです。約17ヘクタールで「佐護ツシマヤマネコ米」を栽培していて、9月から収穫が始まりました。
ヤマネコ米は、できるだけ農薬を使わずに栽培することで、田んぼの近くで小動物や昆虫類を食べて生活するツシマヤマネコを守ることに寄与しています。
春日亀浩毅さん:
「数十年に一回っていうくらいきれいにできていて量も多く取れていて豊作な気がします」
収穫は9月いっぱい続く見込みで、21日にはヤマネコの保護活動を支援する田んぼのオーナー向けの稲刈り体験が予定されています。
また、対馬市農業振興公社が管理するこちらの畑では、対馬でごくわずか生産されている幻のそば、「対州そば」の種まきも大詰めを迎えています。対州そばは、日本に初めてそばが伝わった頃の原種に近い形をとどめていて、2018年には農林水産省の「GI保護制度」に県内で初めて登録されました。
10月には、一面に白い花が咲き、収穫する11月には新そばが楽しめるということです。