3年前の知事選挙をめぐり業務上横領などの疑いで刑事告発されていた大石知事について、長崎地検は嫌疑不十分で不起訴にしたと発表しました。
大石知事は3年前の知事選で自身の後援会に2000万円を貸し付けて、655万円の返済金を受け取る「架空貸し付け」を行ったとして、詐欺または業務上横領の疑いで後援会の元監査人の男性が刑事告発していました。
長崎地検は大石知事を嫌疑不十分で不起訴にしたと明かしました。
一連の政治資金問題をめぐり知事は議会で繰り返し説明してきましたが、真相究明には至らず、知事は「司法の判断を待つしかない」としていました。
大石知事は「十分な捜査を尽くされた結果、適切にご判断いただいたと考えております」とのコメントを出しました。