五島市の係長が、女性職員にわいせつな行為をしたうえ、複数の男性職員に殴る蹴るなどの暴行を加えたとして、懲戒処分を受けました。
市によりますと、農林課の46歳の男性係長は4月25日、酒に酔った状態で同僚の女性職員にキスを迫り、胸やお尻を触りました。5月10日にも腕を触り、8月1日には、暴言を浴びせました。また同じ日、市内の飲食店で、酒に酔った状態で同僚の男性職員の胸ぐらをつかんで平手で殴り、店の外で他の男性職員2人の胸ぐらをつかんで足を蹴るなどの暴行を加えました。
女性職員が8月、市の総務課に相談し、わいせつ行為などが発覚。男性職員3人への暴行は男性係長が所属長と共に届け出て発覚し、市は28日付で停職6カ月の処分としました。
男性係長は、10年以上前にも酒に酔った際の言動で停職1カ月の処分を受けていて、「反省しています」などと話しているということです。市は職務態度に問題はなかったとしています。
出口市長は「一日も早い市民の信頼回復が得られるよう綱紀粛正や服務規律の遵守を徹底していく」としています。