保釈中に許可を得ず長期間外出したとして、無職の男(42)が刑事訴訟法違反(制限住居離脱罪)の疑いで逮捕されました。2023年に新設された制限住居離脱罪での逮捕者は長崎県内で初めてです。
警察によりますと、住所不定の無職の男は、今年4月15日に長崎地裁から「身元引き受け人のいる東京都内の住居に住み、裁判所の許可なしに3日以上離れてはならない」との条件付きで保釈されましたが、4月16日以降、複数回にわたってこの条件を守らず、3日以上、指定の住居に帰らなかった疑いが持たれています。
男は静岡県熱海市内のホテルから1人で出てきたところを、長崎県警と茨城県警の捜査員によって身柄を確保されました。
男は「後から話します」と認否を保留しています。
男はSNSで知り合った知人などと共謀して、他人の後払い決済サービス「Paidy」のアカウントを使って、スマートフォン計500台を不正に購入・転売し、7000万円を売上げたして逮捕され、電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反の罪で起訴されていました。
男は保釈後に長崎地裁で行われた裁判には出廷していたということです。
警察は、熱海市にいた理由や動機などについて詳しく調べています。