干しシイタケの出来栄えを競う品評会が対馬市で開かれました。
「長崎県乾(ほし)しいたけ品評会」は、県しいたけ振興対策協議会が、県産の原木干しシイタケの需要拡大と生産技術の向上を図ろうと毎年開催していて、今年で64回目です。
原木干しシイタケは、栽培用の木材の上で成長させ、自然乾燥させたものです。対馬では、大陸からの厳しい冬の季節風と乾燥した風土の中、じっくりと育成され、「厚肉のどんこ(冬菇)」として知られています。
香りと旨みが濃く、肉厚で歯ごたえが良いのが特長で、全国の品評会でも例年、上位入賞を果たしています。
品評会では、対馬市上県町の原野貢さん、たづるさん夫妻が出品した箱物が、2年連続最高賞の農林水産大臣賞に輝きました。