イオン九州(福岡市)は長崎市内でスーパー「ジョイフルサン」を展開するジョイフルサンアルファ(長崎市江川町)を買収し、7月に完全子会社化すると発表しました。
ジョイフルサンアルファは地域で身近なスーパーを掲げ、長崎市を中心に「ジョイフルサン」を9店舗(時津町に1店舗)展開しています。
九州・山口エリアで「イオン」や「マックスバリュ」など340店舗、県内では約30店舗を展開するイオン九州は、ジョイフルサンアルファの全株式を保有していた不動産業の「穴吹興産」(香川県高松市)と23日、株式譲渡契約を締結。
イオン九州は買収理由として、
①「競合企業との出店地をめぐる競争や同業大手のM&Aによる規模拡大、業種・業態を超えた顧客サービスの拡充」など競争が激化していること」や、
②「よりフレッシュで美味しいものを選ぶ『ローカル志向』や『健康志向』など食の志向が多様化していること」
③高齢者世帯や単身・共働き世帯の増加による「時短ニーズ」が高まっていることなどを挙げ、
「ライフスタイルの変化に対応した店舗や商品、サービスの提供が重要になっている」としています。
イオン九州は「これまで店舗が少なかった長崎市内でジョイフルサンが培ってきた信用力に当社のグループのノウハウや経営資源をプラスすることで、地域の皆様により豊かな生活と健康な暮らしを提供することができると考え、今回の株式取得に至った」としていて、新規顧客のさらなる獲得につなげたいとしています。