住宅全焼…焼け跡から３遺体　居住家族4人中20代息子ら3人の安否不明　南島原市布津町

未明に、南島原市で住宅が全焼し、３人の遺体が見つかりました。居住する家族４人のうち３人の安否が分からなくなっています。

山本光悦記者：
「火災現場はあちらの閑静な住宅街です。全焼した家では消防と警察が実況見分を行っています」

午前１時ごろ、南島原市布津町丙で、「自宅が火事です。１階から炎が上がっています。家族の安否や延焼が心配」と住人から１１９番通報がありました。

付近住民：
「外は２カ所、火柱が立ってた」
「うちの上まで火の玉が落ちてきた」

消防車３台が出動し、火はおよそ４時間後（午前５時１０分）に消し止められましたが、木造一部鉄骨造り２階建ておよそ３８０平方メートルが全焼し、焼け跡の１階から２人、２階から１人、合わせて３人の身元不明の遺体が見つかりました。
南島原署によりますと当時、家には、通報した５６歳の会社員・本多澄人さんと、５４歳の妻、２２歳の次男、澄人さんの父親で家主の重義さん８９歳の４人がいて、妻と息子、重義さん（８９）の３人と連絡が取れなくなっています。２階で寝ていた澄人さんは、火事に気付いて、ベランダからパイプづたいに地面に降りて避難し無事でした。
南島原署は、見つかった遺体は、安否の分からない３人の可能性があるとみて身元の確認を急いでいます。また午前１０時から、消防と合同で実況見分を行い、出火原因を調べています。