長崎くんちの舞台として知られる長崎の氏神、諏訪神社で新たな祭りが始まりました。
一片の雲もない「日本晴れ」の下、開かれた「諏訪神社日本晴れ~はじまり~」。1625年の創建から400年。「鎮座四百年」を記念し、氏子などの市民有志が中心となって企画しました。今後も毎年5月4日に開催されます。
「うれしさがまずあって。きょうこれだけ集まれば、成功かなと思います」
舞殿の前の400席の観覧席はほぼ埋まり、立ち見の人もいる中、ダンスや寸劇で幕を開けました。
諏訪神社・吉村政德宮司:
「日本晴れ、はじまりはじまり。どうぞ」
長崎くんちでお馴染みの「ぶらぶら節」や書道家・秋田光鵞さんが七柱の「お諏訪さんの神様」を綴る書道。2体の龍が舞う立正佼成会長崎教会の龍踊などが奉納されました。
観客:「もってこーい」
長崎くんちは踊町の奉納ですが、 こちらは市民が自由に個人やグループで参加できます。
長崎市内から参加した男の子:
「(龍踊が)少し怖かった」
母親:
「くんちっぽいことがあるよっていうことで、楽しみにしてきました。意外とお客さんも
にぎわってて初めてということだったので、これがどんどん続いていけば良いなと思います」
大村市からの参加者:
Q.お祭り見てどうでしたか?
「楽しかったです」
長崎市内からの参加者:
「御旅所でいつもくんち見てます。今から盛り上がっていけば良いと思いますけど」
長崎市内からの参加者:
「長崎で一番お諏訪さんっていうのは大事な所ですからね。皆さん参加されていいんじゃ
ないですか」
鎮座四百周年の今年、諏訪神社は、6月に「ながさきコーヒーフェスティバル」、9月に「奉納流鏑馬」、10月のくんち期間中、「掛け軸の奉納」や御旅所で上五島神楽の奉納などの記念イベントを開催する予定です。