長崎市はメールの送信設定の誤りで個人情報が漏洩したと発表しました。
漏洩したのは、長崎市内で地域の防災や減災のための啓発活動を行う「長崎市民防災リーダー」を務める市民254人の私用のメールアドレスです。
5月2日(金)午後6時5分、長崎市防災危機管理室の係員が、6月に市内で開催するペット同伴の避難訓練の案内を一斉メールで送る際、送信先254人のアドレスを伏せた「BCC形式」で送るのでなく、アドレスを受信者が確認できる「To形式」で誤って送信しました。
メールを受け取った長崎市民防災リーダーから「個人情報の取り扱いとして不適切ではないか」と問い合わせがあり発覚しました。
市は長崎市民防災リーダーにメールの送信方法が誤っていたことを謝罪し、メールの削除を依頼しました。
不特定多数の人へメールを送信する際の適切な対応について、研修を実施するとともに、メール送信の手順についてマニュアル化し、職員が個人情報を取り扱う際の意識を向上させ、一斉メール送信の際にはダブルチェックを徹底するとしています。