長崎県は壱岐沖での医療用ヘリ転覆事故を受け休止していたドクターヘリの運航を2日から再開しました。
事故は4月6日、患者を対馬から福岡の病院に運んでいた民間の医療搬送用ヘリコプターが、壱岐沖で不時着水し転覆、3人が亡くなったものです。
県は事故翌日から事故機と同型のドクターヘリの運航を点検作業のために休止。この間、佐賀県のドクターヘリや自衛隊のヘリなどで離島などから11件の救急搬送がありました。
運航再開に時間を要した理由について県医療政策課は「医療機関に安全面を詳しく説明し、医療機関側から要望のあった救命胴衣の配備など安全面の強化を徹底したため」としています。
今後、海上飛行の際は常に救命胴衣を着用するなど、安全確保に努めるということです。