ゴールデンウィークの恒例イベント、西海市大瀬戸町の「雪浦ウィーク」が始まりました。
神里公美子アナウンサー:
「青空が気持ちいですね。私はきょう雪浦にやって来ました。理由は、雪浦ウィークが開催されます。ずらーっと出店が並んでいます。人と人がつなが素敵な3日間が始まります。レッツゴー!」
初日の2日は、雪浦小学校の全校児童45人が1年生から3年生までと4年生から6年生まで2班に分かれ、雪浦ウィークの参加店舗を回って応援の歌や演奏を披露しました。
26回目の今年は、約30軒が自宅や店舗を開放しています。案内所や店舗に置いてあるマップを片手に楽しめます。
最初に訪れたのは昔ながらの製法と九州内の原料にこだわり、玄米酢や純米酢、米麹、甘酒、みそなどを製造している川添酢造。玄米黒酢や純米酢が雪浦ウィーク限定価格で販売されていました。
数カ月熟成させた玄米黒酢に、県産の果物などをブレンドした『飲むお酢』「酢らりシリーズ」は「西海ゆず」「赤紫蘇」「西海うめ」「生姜」「ゆうこう」「春いちご」の6種類。雪浦ウィーク期間中は無料で飲み比べが出来ます。
神里アナ:
「これもおいしい。全部おいしいな」
鰹節と乾燥ネギ・ワカメを練り込んだ「みそ玉」にお湯を注いで頂くみそ汁も無料です。甘酒も無料で振る舞われていました。疲れが癒やされ、元気が湧いてきます。「竹炭コーンそふと」や、好きな「酢らり」をかけられる「カップそふと」も販売され、2階に休憩所もあります。アイスが大好きな9歳の雌のゴールデンレトリバー「ミロ」もおいしそうに食べていました。
続いて訪れたのは、川添酢造から歩いてすぐの「楽工房指方(さしかた)」。明治時代に呉服店として創業したお店ですが、現在は雪浦ウィークの期間のみ開いています。布ぞうりや久留米絣の作務衣(さむえ)、もんぺや帽子などを販売しています。
指方浩さん(72):
「雪浦の良さを知ってもらいたい。だんだん過疎になったんですけど新たに色んなものを開発するっていうんじゃなくて、その何もない所を自然のままを見てもらえれるところがいいところかなと思います」
「指方」の裏手、スパイスカレーと副菜が楽しめる「ゆきや」の横の空き地には、手作りレモネードやアクセサリー、どら焼、バターケーキ、こどもの日の鯉菓子などを販売する出店が並んでいました。
そのうちの一つ、「バタモン工房」は3日までの出店。外海産のフェイジョアやゆうこう、イチゴを使ったレアチーズケーキやロールケーキ、ドリンクを販売しています。個数限定の「ちょこっとケーキ」は、何と100円。1日10個の限定販売です。ケーキの製造中に出た切れ端に、イチゴと生クリームが載っています。
神里アナ:
「生地がすごくしっとり滑らかですね。生クリームの甘さとイチゴの甘酸っぱさがちょうどいい。バランスですごくおいしいです。これ本当に100円で売っていいんですかね。それくらいのクオリティーの高さです」
雪浦川を挟んだ山沿いにある楽農まりちゃんでは、「野草茶」やケーキ、チーズピザやベイクドチーズケーキ、コーヒーなどが楽しめます。多肉植物の寄せ植え体験も出来ます。敷地の奥ではヤギとアイガモが飼育されています。2週間ほど前に生まれたばかりという可愛いいコヤギもいました。
のどかな自然や動物と触れ合い、日常を忘れてゆっくりのどかな雪浦時間が楽しめます。