【長崎】県内で火事相次ぐ　長崎市で２人が救急搬送

２７日県内で火事が相次ぎました。

２７日午後４時半ごろ、島原市万町の商店街のアーケード内で付近の住民から「建物から火が出ている、燃えている」と消防に通報がありました。

島原署によりますとアーケード内にある住居兼元店舗から火が出たとみられ、隣接する建物など２棟が全焼。住居兼元店舗には出火当時、住人の無職・金子昌宏さん（７１）がいましたが火事に気付いて避難し、けがをした人はいませんでした。

また、２７日午後１０時３０分ごろ、長崎市式見町で「近所の家が火事みたいです」と付近の住民から１１９番通報がありました。

消防車１４台が出動し、火は約２時間半後に消し止められましたが、火元の木造２階建ての住宅や隣接する家屋など２棟合わせて２８０平方メートルが全焼。ほかにも住宅２棟が部分焼、軽自動車１台が半焼しました。

火元の家には無職の田代房義さん（７７）が妻と２人で暮らしていて、房義さんと７０代の妻が足や背中などにやけどを負い、救急搬送されました。２人とも意識はあり、会話もできているということです。警察と消防が出火原因を調べています。