将来の医療や介護について考えてもらおうと、創作劇で啓発活動を行う大村市の団体が「衛生教育奨励賞」を受賞しました。
こちらは、大村市で去年上演された創作劇「そいでよか!そいでよかばい!」です。
テーマは将来の医療や介護、終活について考える「人生会議(ACP)」。劇に出演する役者は、医療や福祉、行政などの関係者で、2018年度から毎年上演しています。
創り上げたのは、1989年から大村市で医療・介護事業者や行政関係者が集まり医療や福祉に関連する勉強会を開く「大村市ケアセミナー」です。講話ではなく、劇として伝えることで、市民に身近に感じてもらえるなどとして日本公衆衛生協会の「衛生教育奨励賞」を受賞しました。
大村市ケアセミナー・井上淳治会長:
「自分が最期、より良い最期を迎えるまた自分が旅立った後に残された家族が困らないようにしてあげることができる。そういったのがACP(人生会議)であり、そのあたりをぜひ大村市民の方に多く広めて、理解してもらって、最期は心穏やかに旅立てるようなそういう人生を全うしていただきたいと思います」
大村市の園田市長は「県全体にも浸透するように市としてもサポートする」と激励しました。