長崎スタジアムシティのピーススタジアムで、赤ちゃんたちが一生懸命戦いました。
初開催となる「ピッチでハイハイレース」が行われました。
吉永龍司記者:
「ピーススタジアムのピッチ上で行われるのは、サッカーの試合だけではありません、赤ちゃんたちも、負けられない戦いに挑みます」
天然芝の上をハイハイでレースするという初めての試みです。
NCCが取材した第3レースに集まった赤ちゃんは、生後5カ月から1歳4カ月まで4人の赤ちゃんです。V・ファーレンのユニホーム姿で出場するのは、生後5カ月、最年少の、りつ選手です。
りつくんの母:
「毎日ハイハイの練習を猛特訓させて来ました。(目標は)半分進めればいいかなくらいです」
険しい表情で、少し緊張気味なのは、1歳4カ月、最年長のえいと選手。
えいとくんの母:
「がんばります!なるべく早く来てくれるといいですけど、どうかな、緊張してかたまりそうです。好きなおもちゃとか、ボールとかお気に入りの物を持った」
いよいよレースが始まります!スタート前から、泣き出す赤ちゃんも!レースがスタートしましたが、4選手とも、全く動き出しません。誰もゴールを見ていません。お母さんたちは、必死にわが子の名を呼びます。最初に動き出したのは、えいと選手!しかし途中で泣き出してしまいました。それでも、大好きなトーマスのおもちゃを見つけると、一気にゴールに向かって進みました。1着はえいと選手、お母さん作戦勝ちです。えいと選手のお兄ちゃんが、熱い抱擁で迎えてくれました。
その頃、りつ選手は、全く進んでいません!他の選手たちも、全く動きません。ようやくお母さんを見つけてゴールしたのはえんと選手、涙のゴールとなりました。
りあん選手は、力強く進みますが…ひとやすみです。
最年少のりつ選手は、お父さんの後押しで、ようやく前に進み始め…スタートから約10分後、滑り込むようにゴールしました!
優勝したえいと選手には、長崎スタジアムシティのフォトスタジオの撮影券がプレゼントされました。
えいとくんの母:
「なんとか泣きながら完走できて良かったね。まだちょっと不機嫌顔が続いていますね」
応援していたお兄ちゃんとお姉ちゃんも喜んでくれました。
えいとくんの兄・ゆうたくん:
「頑張ってると思いました」
えいとくんの姉・さなちゃん:
「楽しかった。がんばってた」
りつくんの母:
「わが子ながらよく頑張ったと思います」
りつくんの父:
「元気に育ってもらえれば、それで大丈夫です」
りあんくんの母:
「休憩が多すぎて、びっくりしましたけど、色んな新しいものを見られて楽しんでいたみたいで良かったです。こんな機会ないと思ってすぐに応募したんですが、風も気持ちよくて、家族で楽しめたのでありがとうございます」
今回4レース合わせて約20人が出場したハイハイレースには、60人以上の応募があり、倍率は3.2倍でした。
リージョナルクリエーション長崎企画宣伝PR部・藤田美黎さん:
「来て下さるお客様に特別な体験をしていただきたいと思ってイベントを開催しました。今後も定期的に開催したいと思っているので、SNSやお知らせに出したいと思っているので、ぜひチェックして下さい」
普段なかなか入ることができないピースタの天然芝の上で、赤ちゃんたちも家族も、素敵な思い出ができたようです。