新たな門出です。長崎大学の卒業式が開かれました。
コロナ禍に始まった大学生活。卒業生の胸に残る4年間の思い出や、新社会人の目標は?
卒業の日を迎えたのは長崎大学の学部生1523人と大学院生362人です。永安武学長は「固定観念にとらわれず変化を柔軟に受け入れながら本質を見極める力を持ってほしい」と激励の言葉を贈りました。
薬学部薬学科・松本美月さん(25):
「いつも近くで頑張っている友人たちに励まされたことで、常に自分の確固たる意志を持って努力を重ねることができました」
卒業生が入学した4年前はまだコロナ禍で、入学式は三密を避けるため2回に分けて実施され、保護者は出席できませんでした。
環境科学部・藤岡咲帆さん(22):
「まだコロナ禍だったので、こんなに人も集まっていなかったので、新鮮な感じです。アルバイトもして、いろいろ旅行にも行って、いろんな経験ができました」
柔道部やアメリカンフットボール部の後輩達は、お世話になった先輩達を胴上げで祝福しました。
柔道部・大森崇矢さん(22):
「いや、上がるとは思わなかったです、120キロあるので…最高です!」
教育学部・山田詩織さん(22):
「長崎県の教員です。生徒のことを第一に考えて行動できる先生になりたいです」
学部生の県内就職率は28.5パーセント、7割以上は県外で就職します。
教育学部・原田奈々さん(22):
「東京の企業でITの営業をするので、営業マンとして頑張っていきたいと思っています」
こちらの3人は、長崎大学のお笑いサークル「CCC」で活動してきました。卒業後は東京でお笑い芸人を目指します。
多文化社会学部・福重和哉さん(22):
「4月からは東京のNSCに行って、みんなでお笑い芸人を目指して頑張ります」
沖縄出身のこちらの卒業生は…。
経済学部・神里公美子さん(23):
「NCCでアナウンサーをします。長崎の皆さんから信頼されるようなアナウンサーになれるよう頑張ります」
母・貴子さん:
「社会人、厳しいこともあると思いますが、楽しいことがたくさん待っています、頑張ってください」
神里公美子さん:
「はい…頑張ります。感動しちゃった。離れ離れになって、ありがたさも分かって、応援してくれる気持ちはいつも変わらないのがありがたいなと思っています」
3月1日現在の就職率は、学部生が去年より0.4ポイント高い96.1%。大学院生の就職率は96.7%です(前年比+4.9ポイント)。