県内3カ所に校舎を構える専門学校・岩永学園で卒業式が開かれ、約200人が新たな一歩を踏み出しました。
長崎市のこころ医療福祉専門学校、佐世保校、島原校3校合同の卒業式。ネパールなどからの留学生や介護福祉科、理学療法科など専門分野の卒業生198人が門出の日を迎えました。
それぞれの学校の校長が代表に卒業証書を手渡しました。
藤原善行校長は「夢や希望の実現のためにひたむきに努力する人であってほしい。良き世を作る創造者であってほしい」と卒業生を激励しました。
ネパールからの留学生タクリ・ピカスさんが卒業生を代表し、あいさつしました。
「もうこれ以上頑張ることができないと思って諦めそうなときでも目標のために毎日頑張ることができたのはどんな時でも私のそばにいてくれて私よりも私のことを大切にしてくれる友達がいたからです。私にとって岩永学園で出会ったすべての人は家族と同じくらい大切な人たちです」
理学療法科・寺本希さん:
「自分が初めていろんなことを挑戦させてもらって学びがある3年間でした。理学療法士の資格を取らせてもらったのでこれから病院に勤めて新たな学びと専門的な知識を磨いていければと思っています」
日本語科・アレ・ニマル・クマルさん:
「とても大変でした。漢字の勉強の時は日本語とても難しかった。日本の会社で働いて国に帰ります」
卒業生は、学んだ知識や技術を生かし、県内外の病院や企業などに就職します。