県は県庁舎の跡地に整備する施設のイメージ案を明らかにしました。カフェや多目的スペースなどを設け、2030年度の完成を目指すとしています。
金山隆之介記者:
「長崎市江戸町の県庁舎跡地です。広大な敷地をどう活用するのか、県は整備後のイメージ案を示しました」
イメージ案は「広場」「情報発信」「交流支援」の3つの機能を軸とする基本構想に沿ってまとめられました。
旧県庁本館の位置にはカフェや多目的スペース、ステージ、トイレなどを備えた平屋一部2階建ての「交流支援施設」を整備。
旧県庁第3別館の位置には、2階建ての「情報発信施設」を整備し、県内の世界遺産や観光名所、物産などについて発信する考えです。
被爆遺構でもある第3別館は一部を保存した上で、情報発信施設として使用できるかを検討するとしていて、県は新年度に強度などを調査することにしています。また、隣接する江戸町公園も含めた一体活用が可能かどうかについて長崎市と協議します。
スケジュール案では新年度に基本計画を策定し、2030年度の完成を目指すとしています。