15日に佐世保市で西九州道の拡幅工事に使う橋桁を積んだ台車が横転し、県道をふさいだ事故で、NEXCO西日本は事故原因の究明のため工事を一時中断することが分かりました。
15日午前1時15分ごろ、佐世保市三浦町の県道11号で、長さ約30メートル、重さ約140トンの鋼鉄製の橋桁を運んでいた工事用の台車が横転し、橋桁が道をふさぎました。工事のため、付近は前日の午後8時から通行止めとなっていて、けがをした人はいませんでした。
NEXCO西日本によりますと、台車は作業員がすぐそばでリモコンを使って操作をしていたということです。
事故現場は高架下にあり、クレーン車による撤去が困難だったため、工事関係者が橋桁を切断し、事故から約14時間後に撤去が完了しました。
この事故を受けてNEXCO西日本は「同様の事象が発生しないよう原因究明や再発防止に努める」とし、原因究明までの期間は、工事を一時中断するとしています。