福岡市の水産卸・加工会社が対馬市に新たな事業所を開設することになり、県や対馬市と立地協定を結びました。
大石知事や対馬市の比田勝市長と立地協定を結んだのは、鮮魚の販売や水産加工品の製造を手掛ける「三陽」(福岡市)の高橋利明社長です。「三陽」は、アジフライの製造で国内トップクラスを誇る工場を松浦市に構えています。
全国に築き上げた流通網を生かし、来年4月、対馬市美津島町に地元の養殖マグロの加工・販売などを行う事業所を新たに開設する予定です。また稼働後の4年間で地元を中心に18人の雇用を計画しています。
三陽・高橋利明社長:
「太平洋側での漁が少なくなってくる中、対馬沖や日本海は最終的に生き残っていける場所だと思っている。長崎を中心とした日本海側を攻めていくのが水産の定石だと思っている」
大石知事は「付加価値を高めた対馬産のマグロが、海外に向けても販売されていくものと大いに期待している」と述べました。