インフルエンザの流行を受け、県保険医協会はインフルエンザ薬の安定した供給を求める要請書を県に提出したと発表しました。
去年12月末に定点当たりの報告数が1999年以降、最多を記録したインフルエンザ。(12月23日~29日)現在も流行が続いていて、県内の医療機関では、抗インフルエンザ薬のタミフルやそのジェネリック薬を注文しても入荷できない事態が発生しています。
これを受け、県保険医協会は今月10日、「抗インフルエンザ薬の安定供給を求める緊急要請書」を県に提出。県が備蓄する18万4600人分を上回る抗インフルエンザ薬の開放を求め再び要請書を提出するということです。
県保険医協会・本田孝也会長:
「今回がおさまったからといって、次が来ないとは限らないので、そういう形の要望書を出そうというふうには思っています」
NCCの取材に県は「医薬品の卸問屋に話を聞いたところ、流通状況が改善していると聞いている」「備蓄分は季節性インフルエンザではなく、新たな型が生まれた時に備えている」と回答しました。