紅葉のシーズンを迎え、雲仙の仁田峠は多くの観光客でにぎわっています。
緑色の山肌が赤やオレンジ色に染まり、秋の深まりを告げています。
雲仙で紅葉する植物はカエデやモミジ、ドウダンツツジなど120種を数えます。標高約1333メートルの妙見岳展望台の6日正午の気温は11℃。この時期にしてはまだ暖かいそうです。
妙見岳の向かいの標高約1359メートルの普賢岳にも多くの登山客の姿が見られました。
観光客らは色づいた紅葉と雄大なパノラマの景色をカメラに収めていました。
熊本からの観光客:
「奇麗ですね。風が冷たいです。でも来て良かったです」
福井からの観光客:
(雲仙は初めてですか?)
「初めてです。いいとこですね。朝からずっと居るんです」
熊本からの観光客:
「(紅葉は)もっと奇麗かなと思ったけどちょっとまだ早いみたいですね」
例年なら紅葉は10月下旬から11月上旬が見頃ですが、今年は例年より10日程度遅れているということです。
雲仙ロープウエイ・本多浩二事業部長:
「例年より気温が高いのが一番の原因、やはり紅葉は最低気温が8度以下にならないと色づきが進みませんので、今年は(10月下旬が)10℃以上の気温だったので、それが原因かなというふうに思います。お客様から紅葉の見頃どうですかという問い合わせをたくさん頂いています。見頃になりましたらロープウェイの中から見る紅葉が一番の絶景ポイントです」
(空中散歩が一番いいですか?)
「一番奇麗です」
仁田峠周辺の紅葉は、今週末から来週にかけてが一番の見頃ということです。その後、ふもとの雲仙温泉街の方へ紅葉が降りていきます。