22日午前、南島原市で、特別支援学級の中学生など9人が乗る車が電柱に正面衝突しました。生徒7人と運転していた児童養護施設の職員ら全員が重軽傷を負いました。
午前10時20分ごろ、南島原市深江町丙の市道で、島原市立第三中学校の特別支援学級に通う1年生から3年生の7人と児童養護施設の職員2人が乗るワンボックスカーが道路左脇の電柱に正面衝突しました。
この事故で、運転していた30代の職員の男性が胸を強く打ったほか、後部座席に座っていた20代の職員の女性が太ももの骨を折る重傷を負いました。生徒は全員、顔から出血するなどのけがをしましたが、命に別状はありません。1人は大事をとって入院し、ほか6人は病院で処置を受けて帰宅しました。
現場は、片側1車線の緩やかな上り坂で、事故当時は雨が降り、路面が濡れていました。学校によりますと、生徒らは、校外学習の芋ほり体験で深江町を訪れ、事故当時は、畑から校外学習を主催した福祉施設の事業所に戻る途中でした。
島原市によりますと、数人の生徒が児童養護施設で生活しているため、その施設の職員が運転していたということです。
南島原署が事故の原因を調べています。