長崎市の活水中学・高校で125回目の体育大会が開かれました。
100年以上続く伝統的なダンスや美しい民舞で盛り上がりました。353人が参加した活水中学・高校の体育大会。去年に続き、熱中症予防の観点から県立総合体育館メインアリーナで開きました。
クラス対抗で回数を競い合う長縄や大きなパンツを2人で履いて息を合わせながらスピードを競う「デカパン競走」で大盛り上がり!
涼し気な浴衣姿に着替えた高校1年生は創作民舞を披露しました。2週間前、中国からの留学生として活水高校に仲間入りした張佳榮さん(16)は初めて民舞に挑戦します。
張佳榮さん(16):
(Q.浴衣を着るのは初めて?)「初めてです!とてもワクワク!」
(Q.着てみてどう?)「奇麗だと思います」
いざ本番が始まると…マツケンサンバやサザエさんのリズムに合わせて軽やかに舞い、今年で59回目となる「活水音頭」も披露。息ぴったりの踊りを見せました。張さんも初めての民舞を楽しめたようです。
張佳榮さん(16):
「とても楽しかった!みんな優しくてかわいい、好き~。私もみんなが大好き!浴衣は初めて!とてもワクワクして最後も頑張りました!ありがとうございます」
小森結芽さん(15):
「一生懸命練習してたので頑張ったね!可愛かったです」
ラストを飾ったのは活水伝統の「メイポールダンス」。今年で105回目です。活水学院の創設者エリザベス・ラッセル先生が1919年、アメリカに帰る際、生徒たちが感謝の気持ちを表したダンスです。長いリボンの結び目が均一になるようにリズムに合わせて体を動かしながら編み込んでいきます。息を合わせるのが難しいようで…。
久保一華さん(18):
「左右とかどっちから(動くのか)覚えるのが難しかったです」
増浦寧さん(17):
「全員が同じように引っ張らないと出来ないから、そこが難しかったです」
曲が終わる頃には美しい網目が出来上がりました。
久保一華さん(18):
「最高の思い出になりました!」
今年で創立145周年。メイポールの美しい網目のように、生徒の思い出が紡がれた1日となりました。