県内の県立高校の再編について、県教委は「計画的に着手すべき時期に来ている」との考えを示しました。
県議会一般質問で自民党の坂口慎一議員は少子化により県立高校の生徒数が減少し、学校の小規模化で、地域を支える基盤が揺らいでいるとして、「県立高校の再編整備の計画策定に着手すべき時期ではないか」と質しました。
前川謙介県教育長:
「生徒数に合わせた機械的な統廃合ではなく、例えば、普通科高校や専門校の枠を超えたり、あるいは、近隣の学校同士の特色を掛け合わせたりするなど新たな学びを生み出せるような、魅力ある再編に向けて計画的に着手すべき時期に来ていると考えております」
前川謙介県教育長は地域外へ進学する生徒が多い離島や半島地域では、「高校が廃止されれば地域の活力の低下につながる」とし、「市や町と十分協議する必要がある」としています。