岸田総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙が告示され、過去最多となる9人が立候補しました。27日(金)の投開票へ15日間の論戦がスタート。県選出の国会議員や、党員など県内からの票の行方は…。
総裁選挙の投票には、党所属の国会議員が1人1票を投じる「議員投票」と、全国の自民党員などによる「党員投票」があります。
県選出の自民党国会議員では、長崎2区の加藤竜祥衆院議員(44)が高市早苗経済安全保障担当大臣(63)を支持。長崎4区の旧岸田派、金子容三衆院議員(41)は同じく旧岸田派の林芳正官房長官(63)を支持するとしています。共に旧岸田派で古賀友一郎参院議員(56)、山本啓介参院議員(49)も林氏を支持するとしています。
販売業(20代):
「働きやすくはしてほしいなと思います、もっと」
看護師(60代):
「いいことばっかり選挙前だけ言うのは誰も信じがたい感じがする」
無職(60代):
「物価が上がっても給与が上がればいいとは思うんですよ。それを目指さなきゃ駄目だとは思うんだけど、自分らみたいに働いてない人間は、いきなり(物価が)上がっちゃうと、その上がり分についていけないのはすごく不安」
無職(60代):
「自民党なんて全く支持していない。利害関係で結びついてるし、最近の裏金問題が典型的、あれは何十年経っても変わらない」
無職(70代):
「どなたがなっても一緒。言うことは言うけど、それを実行しない。ただね、若い人になってほしいなと思う」
自民党県連によりますと、県内の党員と党友は2万3785人。12日までに党員投票用の往復はがきの発送作業を終えるということです。投票は無記名で、特定の候補者を支援しない「自主投票」としています。27日(金)に県連で開票し、党本部に票数を報告します。
党本部は、全国の党員票を集計後、367票の党員票にドント方式で割り振ります。議員票367票と合算した734票のうち、過半数に達した候補者が当選となります。
過半数に達しない場合は上位2人による決選投票が行われ、国会議員が再度投票し、各都道府県の47票を加え、得票数の多い候補者が当選となります。