大村市役所の新庁舎の建設地となる市民プールが28年の歴史に幕を下ろしました。
金山隆之介記者:
「きょう営業を終了する市民プールの前には最後に思い出を作ろうと多くの家族連れや子どもたちが並んでいます」
営業最終日の26日、開園前から多くの市民らが駆け付け、長い列ができました。
大村市内から(小4):
「流れるプールで、これで流れたいです」
父親(30):
「僕も小学生の頃からずっと遊んでいたプールだったので、色んな思いを夕方までぶつけようかなと思ってます」
1996年7月に営業を開始した大村市民プール。この場所は、新しい市役所の建設地になるため、来年度、取り壊されます。
子どもたち:
「(Q.どうですか?「楽しいです!」
急降下で滑り落ちるスライダーや波が押し寄せるプールなど、28年間で累計100万人以上が訪れました。
大村市内から(小5):
「夏休みで宿題とかの疲れをぶっぱなせる場所です。最後なので満喫しないと楽しむ、楽しむ、楽しむですね」
大村市から(小6):
「夏と言ったら市民プールみたいな。ウォータースライダーに並んでいるときに色んな人と交流できるのが結構いい思い出だったりします」
大村市から(小6):
「やっぱり寂しいなっていう気持ちでいます。毎年ここに遊びに来ていて思い出をたくさんつくってきた場所なので、なくなってほしくないなって思っています」
プールは大村市民以外にもとても大切な場所でした。
長崎市から(小5):
「(長崎市内より)色んなプールがあって、面白いからこっちの方が楽しいです。悲しい気持ちもあるけど、最後なので楽しみたいです」
佐賀から(小6):
「佐賀に住んでいるんですけど、(大きなプールが)あまりないので、友達とここに来たりして友達との関わりが多かった場所だなと思います」
こちらの家族は、毎年、京都から母親の実家に帰省する度に訪れてきたといいます。
京都から帰省(小2):
「おっきなプールで25m泳げました」
京都から帰省(小5):
「お母さんに浮き輪をひっくり返された思い出がある」
母親(48):
「ここで昔、バイトしててスライダーの担当で、『背中押して』みたいなこと言われて。みんな必ず1回、2回は絶対に来ていると思うので憩いの場所だし、思い出の場所だしみんな育った場所だなって思ってます。新しく移転リニューアルするって聞いたので、また出来たら遊びに来たいなって思ってます」
市民プールは、近くの森園公園内に新たに整備予定で、早ければ2029年度内のオープンを目指しています。