潜伏キリシタンを研究する団体らが、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録を後押ししたバチカンに感謝を伝えに訪問すると発表しました。
バチカンはローマ教皇庁が統治するカトリック教会の総本山です。
2014年にユネスコ世界遺産委員会に推薦状を送り、2018年の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録を後押ししました。この感謝を伝えるため、「禁教期のキリシタン研究会」が中心となって、11月27日から9日間の日程で、ローマとポルトガルを訪問します。
禁教期のキリシタン研究会・柿森和年さん:
「潜伏キリシタン遺産としての価値があるのかというのを、今ずっと積み重ねて研究をしてますから、そういうことを未来に繋げていこうという動きもお話したいなと思ってます」
訪問先のポルトガルでは、五島市奈留島で去年8月、約半世紀ぶりに再現した潜伏キリシタンの洗礼式「お授け」の映像を公開し、キリシタン文化の交流を行うということです。