30日朝早く長崎市の住宅街が騒然としました。県内で火災が相次いでいます。
30日午前4時半ごろ、長崎市高尾町で「火事です」と付近住民から110番通報がありました。消防車13台が出動し、火は約3時間半後に消し止められましたが、住宅の4階部分が全焼しました。当時、家には家族と泊りに来ていた親戚合わせて8人がいましたが、逃げて無事でした。
また昨夜8時すぎ、諫早市多良見町野副で90代の女性が1人で暮らす木造2階建ての住宅の1階から火が出て延べ約93平方メートルが全焼しました。当時、女性は1階の台所にいて逃げて無事でした。諫早署によりますと火元は1階の和室の仏壇とみられ、女性は「ろうそくに火をつけてそばを離れてしまった。その周辺から火が広がっていた」と話しているということです。
また29日午後5時45分ごろ県立大村工業高校で化学室のごみ袋が燃えるぼやがありました。オープンスクールのイベントで生徒が薬品を使いワックス作りをしたあとで、大村署はごみ袋内の薬品が化学反応を起こし出火した可能性があるとしています。
大村市では27日(土)の午後8時前、富の原1丁目の吉田建具店の鉄骨2階建ての作業所691.34平方メートルが全焼する火災も起きました。当時、従業員はおらず、けがをした人はいません。大村署は、電気系統の異常から出火した可能性もあるとみて調べています。(※吉田の吉は下が長い吉)