長崎市幸町に建設中の長崎スタジアムシティ。10月14日の開業まで100日を切りました。その内部に迫ります。
(取材日:6月12日当時工事進捗率94.4%)
【リージョナルクリエーション長崎プロジェクト推進部藤澤翔部長】「日本初、長崎初がたくさん詰まった施設です」
まずはサッカーJ2、V・ファーレン長崎の新本拠地となる「ピーススタジアム」。
「先日芝の設置が完了したところなので、ピッチが完成している。これから芝を育成していって実際にピッチとして使えるようにしていく」
客席数は2万席。V・ファーレンのホームゲームがない日には、こんな使い方も。
「ここを日常スタンド開放しますので、朝ちょっとお散歩に来て休憩をしていただく、お昼もランチをこのスタジアムの座席で食べていただく、テレワークをしていただく、色んな形で日常からここに来ていただければ」「自分の本社が茂里町にありまして、徒歩10分ほど」「ぜひぜひ、ウォーキング をしてここで昼食食べてまた戻っていただいて」
そして最大の特長は、スタジアム最前列の客席。
「監督や控えの選手が座るベンチがあちらにありまして、その周囲を囲う形で『プレーヤーズスイート』というVIP席が設けられています。最前列からピッチまでの距離が5m。Jリーグで規定するぎりぎりの規定をピッタリにして、日本一近いスタジアムということを掲げています。最前列の方はもしかしたらボールもよく飛んでくるんじゃないかな。そういったことも楽しんでいただけるスタジアムになっているかな」
規定ぎりぎりを攻めた日本一の近さについて、選手たちは…。
【MF中村慶太選手(31)】「軽いプレーできない。サポーターの声も聞こえて近ければ近いほど後押しになる。非常に楽しみにしてます」
新スタジアムでの初戦は、10月6日(日)の大分戦。今シーズンは3試合がピースタで行われます。
【DF米田隼也選手(28)】「新スタジアム初戦までにJ1昇格(自動昇格圏内の)2位以上を決めて最後優勝争いで優勝が決まるような展開が新スタジアム・ピースタで出来たらな」
続いては『ハピネスアリーナ』。「感覚徒歩10秒くらい」
プロバスケットボールB1長崎ヴェルカの新本拠地、「ハピネスアリーナ」。席数は6000席。長崎ヴェルカの来シーズン開幕カードの10月4・5日からリーグの試合が行われますが、将来的には学生スポーツで使用する計画もあります。
「ゆくゆくはここが学生の皆さんの憧れの聖地みたいなふうになっていくと いいな」「野球の甲子園ではないけど『バスケのハピアリ』」
ホームアリーナの次は、サブアリーナ。
「普段長崎ヴェルカの選手が練習をする場所にもなっていまして。日本でも珍しいホームアリーナと隣接する形のサブアリーナ、練習場になってます」
これまでのクラブハウスには無かったブースター驚きの部分が…。
「窓ガラスになってる。公開している日に限定されるんですけど、練習をブースターの皆さん、見ることが出来ます」
ブースターとの距離が近づいたサブアリーナの下にあるクラブハウスの内部も案内してもらいました。ヴェルカの「V」があしらわれた「ロッカールーム」。こちらは、試合前後に映像を見ながら戦術などを話す「シアタールーム」。リクライニングチェアも完備されます。そして、充実のトレーニングルームに…サウナ付きの温浴施設。試合がない日も日常的に使えるような理想のクラブハウスが完成しそうです。
「まだ全然紹介しきれてない所がいっぱいあるので、開業後、皆さんぜひスタジアムシティに来ていただいて、色んな所を回っていただいて、たくさん自分の良い所とか楽しい所とか見つけていただきたい」
改めて、長崎スタジアムシティの開業は…10月14日です!