県内初のＡＶ新法違反の罪…被告の男に懲役４カ月執行猶予３年の有罪判決

長崎県内で初めてＡＶ出演被害防止・救済法違反の罪に問われた愛知県名古屋市の４２歳の男に対し長崎地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決などによりますと、愛知県名古屋市の会社役員堀田匡崇被告は（４２）去年４月から６月にかけて、県内の２人の女性に対し、それぞれ２回ずつ説明書面や出演契約書などを交付せず、アダルトビデオに出演させました。

判決で太田寅彦裁判長は「出演者の性に関する自己決定権を保障し、その利益を保護するという法の趣旨を軽視するもので、看過できない」とした一方、「２人の女性に対し合わせて１５０万円を支払い、示談が成立している」などとして懲役４カ月、執行猶予３年を言い渡し、堀田被告が代表を務める合同会社に罰金６０万円の支払いを命じました。