全国で急増するSNS型ロマンス詐欺です。島原市の男性が結婚を前提に交際していると思い込んでいた人物から約280万円をだまし取られました。
被害に遭った島原市の60代の男性は5月7日、マッチングアプリを通じて日本人と韓国人のハーフ「奈美子」を語る人物と知り合いました。その後、LINEを通じた会話で結婚を前提とした交際に発展したと思い込まされ、さらに「私はネットショッピングで利益を得ている」「あなたもネットショッピングで収入を得てほしい」「稼いだお金で一緒に旅行ができる」などと伝えられました。これを信じた男性は送られてきたURLからショッピングサイトの会員登録をし、サイトのスタッフを語る人物から、LINEで指示されるがまま、8回にわたって合わせて278万7000円を銀行口座に振り込みました。
男性は7回目の振り込みの際、金融機関から指摘を受け、警察に相談しましたが、詐欺被害に遭っていることを受け入れられず、8回目を振り込んでしまったということです。
県警はマッチングアプリなどで知り合った面識のない人から金銭を要求された場合は詐欺を疑うよう注意を呼び掛けています。