3月末、150年の歴史に幕を下ろす五島市立崎山小学校で閉校式が開かれました。
1874年、明治7年に設立された崎山小学校は、児童数の減少などにより、4月からは、約5キロ離れた福江小学校に統合されます。閉校式には、全校児童34人や保護者、卒業生など約300人が出席しました。中山末永校長は「4月からは新しい環境になり、不安なこともあると思いますが、これまで経験できなかったことをするチャンスがたくさん巡ってきます」と児童を励ましました。
児童を代表して6年生5人がそれぞれの思い出などを発表しました。
児童:
「これからも崎山小で学んだことを忘れず『さっきゃま魂』を磨き続けていきます」
サプライズで佐世保市出身の歌手前川清さん(75)も登場し、記念に歌をプレゼントしました。
前川清さん:
「新たなる学校の皆さまと友達になって大きくなっていただきたいと思っているわけでございます」
式の後は、正門のそばに建てられた閉校記念の石碑を除幕し、児童が思い思いのメッセージを書いた風船を飛ばして学びやとの別れを惜しみました。この模様は、3月31日(日)正午放送の「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」でも紹介されます。