15日朝、大村市で住宅1棟が全焼し、身元の分からない1人の遺体が見つかりました。
黒い煙が上がっていました。15日午前9時25分ごろ、大村市杭出津3丁目で「建物が燃えている。台所が燃えているようだ」と住民から119番通報がありました。
消防車10台が出動して消火に当たり、約2時間後(午前11時30分)に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟延べ約210平方メートルが全焼し、焼け跡から身元不明の男性の遺体が見つかりました。
家主はアルバイト従業員の田﨑忠義さん84歳で、田﨑さんと80代の妻、50代の息子夫婦が4人で暮らしていました。出火当時は仕事に出ていた50代の息子を除く3人がいて、火災のあと田﨑さんと連絡が取れなくなっています。大村署は、遺体は田﨑さんの可能性が高いとみて身元の確認を急いでいます。
息子の54歳の妻は、避難する際、右足にけがをして救急搬送されましたが、命に別状はないということです。田﨑さんの80代の妻は逃げて無事でした。大村署が出火原因を調べています。