大手スーパーの西友が九州からの撤退を発表しました。
県内にある長崎市の道の尾店と長崎駅店も含め、ゆめタウン夢彩都などを展開するイズミグループに売却されます。売却は8月1日付です。
西友の大久保恒夫社長は
「今後は当社が最も熟知する本州をコア地域として、そこで展開する200強の店舗において最高の価値を提供すべく経営資源を集中させる」とのコメントを出しました。
道ノ尾店は1975年から48年余り、アミュプラザ長崎1階の長崎駅店は、2000年から23年余りにわたって営業しています。
客:(西友が九州から撤退すること知ってましたか?)
「知らなかったです。度々利用していたので少し悲しいですね」
客:「私の場合車がないので、ここがなくなるのはつらいです」
客:「ここを頼りにしとるけん、困るね~」
九州の事業は、長崎市元船町のゆめタウン夢彩都など九州で84店舗(2024年2月末時点)を展開するイズミグループに引き継がれます。
西友は
「今後も引き続き九州地域に根ざし、地域の人々の毎日の暮らしをサポートするスーパーとして成長を目指す」としています。
また「今回の決定に伴う人員整理は計画しておらず、従業員は譲渡先の企業で引き続き業務に従事する予定」としています。
イズミは4月25日にゆめマート新大村(大村市植松3丁目)をオープンするほか、2026年秋には、九州最大級の「ゆめタウン諫早(仮称・諫早市長野町)」を開業する予定です。