22日朝、長崎市の福岡造船で建造中のタンカーで火災が起き、作業員1人が死亡しました。
山本光悦記者:
「長崎市深堀町です。あちらの建造中の船の内部から出火したとみられ、消防が消火活動に当たっています」
22日午前9時前、長崎市深堀町の福岡造船長崎工場の関係者から「建造船の中で燃えています」「煙が充満しています」と消防に通報がありました。消防車13台が出動し、火は約6時間後の午後2時58分に消し止められました。船内で作業員の男性1人が意識不明の状態で見つかり死亡が確認されました。
福岡造船によりますと、火災は全長約158メートル、総トン数2万6300トンの建造中のケミカルタンカーの船首部分のタンク内で溶接作業中に起きました。死亡したのは、外国籍の30代の従業員で、当時は10人ほどで作業に当たっていました。
この工場では1月にも建造中のケミカルタンカーのタンク内で作業員が約15メートル転落し、死亡する事故が起きています。