従業員の健康づくりに取り組む「健康経営」の理解促進に向け、県商工会議所連合会と全国健康保険協会=「協会けんぽ」長崎支部が連携協定を結びました。
協定書を交わしたのは、県商工会議所連合会の森拓二郎会頭と、全国健康保険協会長崎支部の橋本純生支部長です。
「健康経営」は、従業員の健康づくりを進めることで働く意欲や生産性を高め、長く働いてもらうことで人材確保にもつなげるものです。「健康経営」を宣言した県内事業所は今年1月時点で1162社と年々増えています。
「協会けんぽ」では、経営者と直接関わる機会が少なく、マンパワーも不足していて「健康経営」の普及を目指すうえで課題となっていました。協定書では、連合会が会報を通じて1万3千以上の会員企業に「協会けんぽ」が行う「健康経営」普及セミナーを紹介するなどし、普及促進を共に目指すとしています。
全国健康保険協会長崎支部・橋本純生支部長:
「商工会議所を通じて経営者とお話いただきながら、経営者から課題を拾っていただいて、私どもに伝えていただくことで、効率的に動けることにつながると思う」
また県内の死亡者の死因のほぼ半数は生活習慣病で、健康診断の推奨も共に進めるとしています。