佐世保市中心商店街の「顔」も閉店へ。「佐世保玉屋」が建物の耐震化の必要性を理由に、今年7月末で「一度」閉店すると発表しました。
佐世保玉屋は、1806年に「玉屋呉服店」を創業し、1920年に百貨店「佐世保玉屋」を開業しました。
29日付で取引先に向け発表した書面によりますと「建物の老朽化に伴う耐震化の必要性、中心商店街活性化の要請を踏まえ、一度閉店した上で新たな佐世保玉屋へ生まれ変わるべく、今年7月31日をもって閉店する」としています。
店舗は地上8階建てで(延べ床面積2万120平方メートル)1964年の建設から60年が経ち、市から4回にわたり「耐震診断の実施」を求める命令を受けていました。2020年10月には、1階から5階まで営業していたフロアを3階までに縮小し、現在営業しているフロアは、1階と2階のみとなっていました。
佐世保市民:
「7月でですか。寂しいね。佐世保は(百貨店が)ここしかないからね」
佐世保市民:
「ちょっと良いものを買いたいと思うときはやっぱり玉屋」
佐世保市民:
「おもちゃを買ったり、レストランでご飯を食べたり、そんな思い出が多いです」
佐世保玉屋は「今後、市街地再開発事業の中で新たな事業計画を策定中」としています。