佐世保市宇久島で進むメガソーラー建設事業に、反対する団体が県に質問状を出しました。
「全国再エネ問題連絡会(兵庫)」は、河川の氾濫や海の汚濁、台風時にパネルが飛び、感電の恐れがあることなど、住民の安全安心な生活に影響が懸念されるとして19日に県と佐世保市に質問状を提出しました。
京セラや九電工などが出資する合同会社、「宇久島みらいエネルギーホールディングス」は、島の約4分の1の約720ヘクタールに、太陽光パネルを設置する国内最大規模のメガソーラー建設事業を進めています。
佐世保市からは26日、県からは27日、回答がありましたが、明確な回答は得られなかったということです。
佐々木浄榮共同代表:
「島民の人権や意見は無視されて、補償や利益の担保が存在しない、無責任な状態のままに理不尽に危険な施設を押し付けているような状況」
メガソーラーは2025年に完成予定で、年間の発電量は一般家庭約17万3000世帯分と見込んでいて、団体は今後、宇久島の住民と話をしながら対応を検討していくということです。