27日朝、長崎市中心部の国道沿い、五島町電停の目の前の雑居ビルで火の手が上がりました。多くの車や路面電車が行き交う通勤時間帯、吹き出す煙に辺りは一時、騒然としました。
宇佐美武史記者:「午前9時15分です。ビルの1階に炎が見えます」
松尾高志記者:「建物の1階部分からものすごい煙が濛々と上がっています」
午前9時すぎ、長崎市元船町の五島町電停の目の前にある5階建ての雑居ビルの1階で「黒煙が見えます」と通行人から119番通報がありました。
目撃者:「煙が出て火がボッと瞬間的に出てきた」
消防車14台が出動し、火は約2時間後の午前11時20分に消し止められましたが、1階の学生服店などが焼けました。長崎署によりますと、このビルは1階から2階が学生服店、3階から5階はホテルが入り、当時、学生服店の2階に複数人、ホテルに十数人がいましたが、全員逃げて無事でした。
学生服店の従業員:
(中にいたけど分からなかった?)
「(自分は)中にはいなかった。鍵は掛かってて。朝から鳴ったのでブザーが」(学生服は中にある?)
「ある。色々商品もあるのでそれが心配」
警察は、1階の学生服店が火元とみて、消防と出火原因を調べています。また、店によりますと燃えたのは、サンプルとして置いていた制服や補正を頼まれていた制服で、4月の新入生用の制服は納品がまだだったということです。
今後、仮店舗を設けることも検討していて、4月に制服が間に合うよう対応していくとしています。