県内の女子中学生に対する不同意性交や児童買春などの罪に問われた大村市の32歳の職員の男の初公判が長崎地裁で開かれ、検察は懲役6年を求刑しました。
起訴状などによりますと大村市産業振興部観光振興課の職員、田上昂輝被告(32)は、去年9月5日から10月18日までの間、県内の女子中学生2人に6000円から1万円を渡し、県内のホテルで合わせて3回わいせつな行為に及びました。
初公判で田上被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。また被告人質問では「中高生は小学生より性の知識もあり、同意を得ていればいいと思った」と述べました。
論告で検察は「被害者の未熟な判断につけ込んだもので、性癖に起因する常習的な犯行」として懲役6年を求刑しました。
弁護側は「被害者は金銭を田上被告に要求し、性行為に及んでいて、一定の落ち度がある」などとして執行猶予付きの判決を求め、裁判は結審しました。
判決は3月22日(金)に言い渡されます。