岩井涼香さん:
「『どうしたらもっと可愛くできるかな』『どうしたらもっと目を引けるかな』って感じで考えてます。楽しさもおいしさも感じてほしいです」
長崎市大浜町のマフィン専門店「ゴホウビ」。岩井涼香さん(26)、母の小笠原加奈子さん(47)が親子二人三脚で営んでいます。
岩井涼香さん:
「元々お菓子作りが小さい時から好きでよく母と作ってて、それで将来的にはお店を持ちたいねって話してたら実現できました」
2人は元々、県内のマルシェなどのイベントに出店してマフィンを販売していました。そして去年12月、念願の店舗をオープンしました。マフィンは全て税込み400円。かわいいデコレーションがSNS映えすると人気を呼び、早い日には1時間ほどで完売することもあるそうです。
涼香さん:
「最初はお客さん来るのかなとか、喜んでもらえるのかなって不安しかなかったです。だけど、いざ『やるぞ!』って始めるとどんどん楽しくなるし、『おいしかったよ』とか、『また食べたい』って言ってくれる言葉がすごく励みになって、今すごく楽しんでやれてます」
客(長崎市から):
(どうですかお味は?)
「めちゃくちゃおいしい。味が来るたびにいろんなのが出てるから新作が結構出るから、それが楽しみです写真映えするなと思いました」
涼香さん:
「趣味が仕事になるってどうなんだろうって思ってたんですけど、いざ仕事にしてみたら、今本当にすごく楽しくて、いろいろアイディアも出てくるのでこの職をしてよかったなと思います」
ゴホウビではマフィンは作り置きはせず、前日から当日の朝にかけて毎日1つずつ手作りしています。
涼香さん:
「手で作るからこそ、商品に愛情が生まれるなと思って。出来てすぐの方がやっぱりおいしいので、出来立てをお客様に提供したいという気持ちで毎日頑張ってます」
マフィンの生地作りは母、加奈子さんの担当です。
母・加奈子さん:
「楽しいですね。(娘と)お互い考えてることとかも言わなくても分かるような形でもありますし、お互い安心しながら働けてる環境ではあるかなと思います」
何度も試作を重ねて作り上げた独自の生地は、バターやオイルなどの分量を徹底し、「しっとり食感」を心掛けているそうです。
加奈子さん:
(生地の中も具材たっぷりですね)「はい、たくさん入ってます」
(どういった思いから?)「やっぱりお客様にも食べて満足していただきたいのと、見た目から最初はかわいいとか驚いてもらって、実際食べてもらった時に、本当に満足していただけるような形でありたいので、とにかく喜んでもらおうという思いで」
オーブンで約20分加熱。生地がどんどん膨らんできました。焼き上がったマフィンをかわいくデコレーションするのは涼香さんです。
涼香さん:
「これは『いちご練乳』です。今の時期だからこそ、できるだけきれいなイチゴを仕入れて、飾れるように頑張ってます」
(季節も意識してやってるんですか?)「はい、そうです。デコればデコるほど、こだわればこだわるほど原価が高くなっていくんですけど、やっぱり一番はお客さんに喜んでもらいたいっていう気持ちがやっぱり一番なので、できるだけ原価のことは考えず、食べたいって思ってもらえるようなマフィンを作ってます」
(作ってる時の気持ちは?)「『かわいい』と思ってます。ゴホウビのマフィンはやっぱかわいいよなと思って。見ても楽しいし、食べても楽しいって思えるようなマフィンを毎日考えてます」
ゴホウビでは店に並べるマフィンを日替わりで変えています。
涼香さん:
「飽きがこないように、店に来て、『きょうはこんなマフィンがある』『前と違う』みたいな感じで楽しんでいただきたくて、毎日メニューを変えるようにしてます」
(トータルすると、何種類ぐらい?)「数えてないんですけど100近くあるんじゃないかなと思います」
2児の母でもある涼香さん。マフィンの試食係は長男の聡輝(そうき)くん(4)と長女の楓夏(ふうか)ちゃん(2)です。
涼香さん:
「出来たマフィンを『これどう?』みたいな感じで食べてもらっている。子どもは正直なので、意見を大事にしてます。子どもたちも『きょうマフィン?マフィン?』みたいな感じで言ってくれるので、やっぱり子どもがいるからこそ、もっと頑張ろうっていう気持ちにはなります」
1月26日。Jチャン長崎の生放送を終えた佐藤綾子アナウンサーと下田朋枝アナウンサーに”ゴホウビ”をお届け!
下田朋枝アナウンサー:
「フワッフワです。1週間このために頑張ってきました。おいしいです」
佐藤綾子アナウンサー:
「しっとり、濃厚。おいしいです。疲れた体にしみわたります。この甘さが」
子どもから大人まで大人気の「ゴホウビ」マフィン。涼香さんはこれからも母・加奈子さんとともに唯一無二の”映えマフィン”を生み出していきます。
涼香さん:
「きょうの”ゴホウビ”になりましたってメッセージをくれる方もいらっしゃるので、その言葉がすごくうれしいです」