五島市の海岸は「ヒャーダコ獲り」のシーズンを迎えました。「ヒャーダコ獲り」は五島に伝わる磯遊びです。岩場で穴や隙間に灰や塩を勢いよく吹き入れると、小さなタコがはい出してきます。潮の引いた大浜海岸では、管を片手にタコを狙う人の姿が見られました。以前は家庭で出るかまどの灰を使っていたことから「灰ダコ」、地元では「ヒャーダコ」や「まめだこ」と呼んでいます。前の日に知り合いから捕り方を教わったという千葉県の若者4人も2日連続の挑戦。「ゆでて食べたらおいしかった」、「吹きすぎて頭がクラクラする」などと話しながらタコ捕りにいそしみました。ヒャーダコ獲りは10月の大潮まで楽しめそうです。