能登半島地震で被災した北陸地方4県の名産品を集めた催しが浜屋百貨店で始まりました。
元日に最大震度7を観測した能登半島地震の影響で「北陸4県物産展」の開催は危ぶまれました。
浜屋百貨店・日永潔常務取締役営業本部長:
「出店いただける業者様と共に長崎の地から買って応援をしようということで開催することになった」
会場には「がんばろう!北陸復興応援」の文字も。出店社の中には地震に遭った人もいました。
石川県の伝統の味「和菓子」を販売する丸山宜伸さん(63)は小松市の自宅で震度5強の揺れを体験しました。
丸山宜伸さん:
「家が海の横なんで津波が来るというので元日は逃げた。まだ恐怖心がある」
訪れるお客さんからは、励ましの声をいただくそうです。
丸山宜伸さん:
「『頑張って下さいね』と一つ買って声をかけて応援してくれて、来てくださる方がものすごく朝から多くて、長崎でもこんなに応援してくれてビックリした」
女性客:
「少しでも支援につながればと思ってきょう来た。自分が出来ることが今なかなかないので、出来るところからと」
被害の大きかった輪島市や能登半島のつけねに位置する宝達志水町からの5店舗は出店できませんでしたが、石川、新潟、富山、福井の24社の店が北陸の自慢の逸品を販売しています。
こちらは石川の「加賀友禅弁当」。「ノドグロ」や「アマエビ」など日本海の幸をふんだんに使っています。富山からは「白エビ」の天ぷらが登場!お酒の「あて」に最適です。
「北陸4県物産展」は、浜屋百貨店で21日(日)までで、1階の案内所に募金箱を設置するほか、売り上げの一部は被災地に寄付することにしています。