五島市で年末年始の贈答品などに使われる高級珍味のカラスミづくりが行われています。
五島市富江町では11月17日から作業が始まりました。塩抜きしたボラの卵巣の塩漬けを板に並べ、一昼夜重しをかけた後、裏返しを繰り返しながら天日干しします。表面をアルコールで丁寧に拭きながら、10日から2週間ほど乾燥させると、透き通るような飴色に仕上がります。
作業をしていた馬場直也さんは、「暖かい日が続いていて乾きが遅い。早く北風が吹いてほしい」と話していました。
主に地元と京都の海産物店に出荷し、予約客には直接販売する予定で、作業は20日すぎまで続きます。