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2025/12/10

「島の面積の10分の1に太陽光パネル150万枚」 宇久島メガソーラー計画に自然保護団体は

佐世保市の宇久島で進むメガソーラー建設計画に対し、自然保護活動に取り組む団体が、環境保全を求める要望書を提出しました。

提出したのは、一般社団法人日本生態学会の九州地区会と、自然保護専門委員会です。

京セラやクラフティア(旧九電工)などが出資する「宇久島みらいエネルギー」は、島の約10分の1にあたる約280ヘクタールに、太陽光パネル約150万枚を設置する国内最大規模のメガソーラー建設事業を進めています。

日本生態学会は、宇久島には絶滅危惧種を含む貴重な動植物が生息しているとして、法律に基づく環境影響評価を行い、その内容を可能な限り公開することや、専門家らと協力し、適切な環境保全対策をとることなどを求めています。

長崎大学元教授 井口恵一朗さん:
「それぞれの島がそれぞれ特別であると。その島ならではのという部分に対する配慮、目配り、心配りがあればなという思いがあります」

「宇久島みらいエネルギー」は、2026年度中の稼働を目指していて、年間の発電量は一般家庭約17万3000世帯分を見込んでいます。

事業は、環境影響評価法の改正前に届け出ていて、法律に基づく評価については、「国から実施の対象外と判断された」「県の条例基準を満たす調査や予測、評価を自主的に行っている」としています。

また、「希少な動植物については、専門家の指導のもと、保全地点の設定や安全な場所への移植などを積極的に進めている」としています。

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12/10(水) 19:31

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