長崎県にある21の市や町のディープな情報を発掘する「21市町ジモトたび2nd」。今回は川棚町です。「必ずテレビ初出しネタを取材する」というのがルールです。
川棚町の情報を手に入れようと森あゆが訪れたのは、JR川棚駅にある観光案内カウンター「coqu(コク―)」。まちのことをもっと知ってもらおうと今年5月、まちの有志で結成した「かわたな観光まちづくり協議会」が運営しています。
「coqu(コク―)」という名前は、町のシンボル虚空蔵山にちなんでいます。
ここでいただいた「テレビ初出し情報」は。「KAWATANA LOCAL COLLECTION(カワタナ ローカル コレクション)」。川棚町民が自慢の物産を集めて、世界に発信しようという新しいブランドです。
「野中のたまご」、「川下精肉店のメンチカツ」、「かりんとう饅頭」などの町内の物産だけでなく、「波佐見焼」や「佐世保豆乳」なども。川棚町の自然を感じられるような品を自分たちがコレクションして発信していこうとしています。
LINEでタイムリーな情報を会員に届ける「かわたなファンクラブ」も始めています。
観光案内カウンター「coqu(コク―)」 かわたなファンクラブ 「中ちゃん博士」と呼ばれる生物や植物の専門家で県の環境アドバイザーをしている中原泰彦さん。川棚駅の中に小さな“水族館”をつくっています。 ムギツクなど川棚川で採集した生き物を展示しています。 川棚川は、延長約19.4kmの県内最大級の河川で、たくさんの魚種が生息しているそうです。川棚川の多様な生態系を紹介したいと“水族館”をつくりました。 質問用紙に知りたいことを書いて、箱に入れておくと「中ちゃん博士」が答えてくれるそうです。 駅前でのインタビューに足を止めてくれた2人の男性。話をうかがっているとお一人がなんと川棚町の波戸町長。町長が教えてくださった情報は。 奥さんのお手製弁当がない時には、利用しているというビュッフェ形式のお惣菜店です。 川棚中学校の前に2か月前にオープンした「釜の和仙(わせん)」。 予約の弁当のほか、店内には弁当・総菜・デザートが豊富に並びます。天井が高くおしゃれな雰囲気です。 予約弁当の味を知ってもらおうと量を調整したり、副菜を簡単なものにすることで、求めやすい価格帯で美味しい弁当を提供しています。 店内で販売する総菜は、毎日15品ほど並びます。 一番人気は「チキン南蛮」です。 ビュッフェはどれでも1グラム=2.2円の量り売りです。テイクアウトのほか、イートインもできます。 2階には、テーブル席・カウンター席のほかに個室(使用料90分300円)もあります。 森あゆがチョイスしたビュッフェランチは、445グラム、イートインで1,077円(テイクアウト1,057円)でした。 チキン南蛮は、皮がパリパリ。一番人気なのも納得できるおいしさです 味がしみこんだ「ビリ辛こんにゃく」は、スタッフいちおしです。 カフェメニューのドリンクもあります。飲み物だけの購入でも2階でくつろぐことができます。 14:00~16:00はクッキーがサービスで付きます。 おむつの交換スペースがあったりと子育て中の方にも利用しやすい店づくりをしています。 いろいろな心配りに心も満たされるお店でした。 釜の和仙 駅の「coqu」で聞いたパン屋さんに行ってみました。「ほっぺパン」がおすすめだそうです。 川棚駅の近くの「cafe de PANCLUB(カフェ・ド・パンクラブ)」。かわいい店内です。 毎日30種類~40種類のパンを並べています。波佐見町の「PANCLUB」の2号店です。 情報をいただいた「ほっぺパン(100円~180円)」は、4種類。店長の富永亜須香さんのおススメは、季節限定のレモンクリームです。 2号店限定の「窯出しプリン(250円)」もおすすめしていただきました。 2階のイートインスペースへ。なんと学校の机や椅子が並ぶ教室の風景を再現しています。 贅沢な給食になりました。 「ほっぺパン・レモンクリーム(180円)」は、9月までの季節限定。ほんとにふわふわで、赤ちゃんのほっぺのようです。 たっぷりのレモンクリームがさわやかです。生地との相性が抜群です。 乳と卵を使っておらず、赤ちゃんも食べやすくしています。低温で焼くことで「ふわもち」感を出しているそうです。 「窯出しプリン(250円)」。しっかりとした生地にほどよい甘さ。 濃厚なカラメルソースと混ぜると違った味を楽しめます。 ボリュームたっぷりの「ハムタマゴサンド(420円)」。具があらめに切ってあるので、食感も楽しめます。 「レモネードソーダ(360円)」もいただきました。 商品は波佐見店(波佐見町宿郷900-2)で焼いて、運んでいます。 富永さんの夫の竜太さんは、東京・横浜などでパン屋店で経験を積み、2020年に波佐見町に「PANCLUB」をオープンしました。 川棚町出身なのに波佐見に店舗を構えたことで、知人から「地元にもパン屋を作ってほしい」と要望があったそうです。 富永竜太さん: イートインスペースは、子供向けのワークショップの会場にも利用されています。亜須香さんも「いろいろな人とコミュニケーションをとりながら活動の場になっていけば」と夫婦で地域の活性化に思いを寄せています。 cafe de PANCLUB 「大崎半島でノルディックウォーキングを体験した」という情報をゲット。 大村湾に突き出したような大崎半島。ノルディックウォーキングを教えてくれる人がいるということで海水浴場に向かいました。 待っていたのは、長崎国際大学3年の赤松冬羽さん(あかまつ・とわ)です。卒論のテーマをノルディックウォーキングにしているそうです。若年層、高齢者を対象にノルディックウォーキングのデータ化に取り組むそうです。 ゼミの先生である長津恒輝助教のとりくみがきっかけです。長津助教は、大崎半島でノルディックウォーキングを指導し、そのよさを伝えています。 ノルディックウォーキングは、普通のウォーキングと比べてキツさは変わらないのに「運動強度」が強いことが魅力だそうです。 専用のポールを使って、森あゆも体験しました。 一歩踏み出したときにポールで地面をプッシュすることがポイントだそうです。 大崎半島は、ウォーキングコースもあって景色もいいので、ノルディックウォーキングにおススメだということです。 11月2日(日)に大崎半島で、長津助教のノルディックウォーキング体験会を予定しています。参加費は3,000円。体に優しいランチ付きです。申し込みは、「瑠璃の水辺」ホームページのお問い合わせメールで。 大崎半島では、もっとディープな体験が待っていました。 ヤギを連れ、今からお散歩にいくという女性。かわたな観光まちづくり協議会代表の前平さんです。 お母さんヤギのゆきちゃんのリードを持って、ヤギの散歩に同行です。 3頭の子ヤギもついてきます。 ヤギのお散歩は、“道草”が多いのです。 なかなか体験できないヤギのお散歩体験は、「かわたな観光まちづくり協議会」にお問い合わせください。 大崎ヤギ散歩体験 川棚町百津郷の高台にある城山公園。雨にもかかわらずステージで、輪になって踊る女性たちが… 川棚町に伝わる「くじゃく踊り」という盆踊りの練習中でした。 東京から移住してきた方や、川棚生まれで「川棚のビヨンセ」を自称するマルチクリエーター、地域プロジェクトマネージャーに、商工会の女性部の方などいろんな方が参加するグループでした。 くじゃく踊りの輪を広げる活動をしていて、10月に川棚盆踊りを開催するそうです。 川棚町は、町民がまちおこしに参加する元気な町でした。 川棚盆踊り
営業時間 水曜・金曜・日曜 9:00~14:00
観光案内や情報発信
@kawatana-funclub川棚の“さかなクン”
町長もお気に入り ビュッフェ形式量り売りの惣菜店
「アイスコーヒー(198円)」「抹茶ラテ(198円)」「アイスカフェオレ(220円)」「コーヒーM(198円)」※価格はイートインの場合
住所 川棚町中組郷1532
電話 0956-59-9507
営業 11:00~18:30 ※ビュッフェは15:00まで
休み 不定 駐車場 あり地域の活動の場をつくるパン屋さん
「通り過ぎる町川棚」と言われていた。(町外の)みなさんにとって川棚町は直接用がない町なので、川棚町が「いったん車を降りる町」になればいい、その力になれればいいなと思って
住所 川棚町栄町2-12
電話 0956-59-9800
営業 11:00~18:00 ※土曜は11:30~
休み 日曜・月曜 駐車場 2台大崎半島でノルディックウォーキング
ヤギの散歩が体験できる
所要時間60分 ①10:00~ ②16:00~
料金 1組 2,200円 アテンドスタッフ1名
問い合わせ かわたな観光まちづくり協議会
電話 090-8627-5900 (水・金・日9:00~14:00)町のシンボル クジャクで盆踊り
開催日時 10月18日(土)17:00~21:00(雨天中止)
会場 平島漁港
問い合わせ kawatana.bondance@gmail.com